コルツキングダム 〜NFLコルツファンブログ〜

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2021 プレシーズンW1 コルツ VS パンサーズ レビュー

コルツ 21ー18 パンサーズ でプレ初戦勝利!

 

正直プレシーズンなんで勝ち負けは気にしていなかったのですが笑。むしろ、勝利よりも後述する若手の活躍のほうが嬉しかったです!

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スタッツ参照

https://www.espn.com/nfl/matchup?gameId=401333578

 

総評

  1Q 2Q 3Q 4Q  
コルツ 3 12 0 3 18
パンサーズ 3 7 0 11 21
           

 

 

とにかく若手の活躍が見れてよかったです。もちろんプレシーズンなのでこちらも相手もメンツを落としたりしている点は考慮すべきですが、今後のシーズンに向けて見通しと希望が垣間見えた試合なのではないかなと思います。ちなみにほとんどオフェンスにしか注目しておらず、ディフェンスは割と適当に見てました笑

 

 

オフェンス

Total Rushing
YDS AVG YDS ATT AVG
427 5.7 117 36 3.3
Passing
YDS COMP-ATT AVG INT SACK-LOST
310 25-36 7.9 1 3-28
         

 

ラン

特に強い印象はありませんでした。可もなく不可もなくといったところでしょうか。まあOLがランブロックであまり押し込めてなかった感はありましたが…。

 

・Marlon Mack

CAR 4 / YDS 12 / AVG 3.0 / 0TD / LONG 9

 

そもそもあまり試合に出てなかったので、まあこんなもんかなと。ただ、Mackはゆっくり見極めてギャップが空くのを待ってから走るタイプなので、この試合のようにOLが押し込まれたり穴がつぶれている場合には、ゲインするのがなかなか難しいように感じました。

 

・Jordan Wilkins

 CAR 10 / YDS 25 /  AVG 2.5 / 1TD / LONG 5

 

こちらは昨シーズン控えRBとして数多く出場してただけに安定感のある走りでした。ただ、LONG 5ydsは少し物足りない気もしますが。

 

・Benny LeMay

 CAR 6 / YDS 26 /  AVG 4.3 / 1TD / LONG 14

 

2ndチームで出場。正直全く知らなかった選手なのですが、割と良い走りを見せてました。ただ、Taylor, Hines, Mack, Wilkinsという不動のRBカルテットに食い込むのは難しいでしょう。

 

・Deon Jackson

 CAR 5 / YDS 17 /  AVG 3.4 / 0TD / LONG 6

 

こちらは注目のドラ外RBでしたが、これというビッグプレーはなかった印象です。LeMay同様、不動のRBカルテットに割って入るのは厳しいでしょう。

 

・Sam Ehlinger

 CAR 8 / YDS 30 /  AVG 3.8 / 0TD / LONG 11

まさかのQBがこの試合のリーディングラッシャーになりました笑。当初から走力があると言われていましたが、この試合でもQBスクランブルでゲインを重ねており、TFPの2ptコンバージョンでも、QBキープでを成功させていました。QBスクランブルやQBキープのランは今後もEhlingerの武器になりそうです。

 

パス

パスに関しては、試合前から個人的に注目してたポイントでしたが、若手QB、若手WRの活躍がみられて非常に良かったです。

 

QB

・Jacob Eason

C-ATT 15-21(71.4%)/ YDS 183 / AVG 8.7 / 0TD / INT 0 / SACKS 3 / RTG 97.9

 

一番の注目ポイントだったEasonのプレー!結論から言うと、大満足な結果です!!正直キャンプでは調子が不安定で、Ehlingerとの土壇場のQB争いにも突入していたので、若干の不安もあったのですが、それを大きく跳ね飛ばし、今後も期待させられるパフォーマンスを見せてくれました!

前半のみの出場でしたが、全体的に、パスは思っていたよりも遥かに良かったです。試合初プレーからPatmonへのショートアウトへタイミングよく投げ込めており、その他にもフックやスラントなど、ショートのパスにしっかりと投げ込むことができていました。また、ディープへのパスも積極的に投げれていたのも良かったです。Campbellへのパスは落とし所も完璧で、こんなきれいなパスを見たのはLuck以来です笑。Strachenへのロングパスも彼の身長を活かせるようなスローでした。

さらに、3rd downのシチュエーションでも、しっかりとパスでフレッシュを獲得できていたのも高評価です。

Easonは従来から肩が強いと言われてきましたが、彼の肩の強さは本物だということが、この試合で明らかになりました。

 このパスとかは、冷静にスピードがものすごい速さですよね笑。この肩の強さはEasonにとって最大の武器になりそうです。単純に奥にパスを投げれるのはもちろんですが、ショートやミドルのパスにも素早く投げ込めるかどうかでパス成功率にも大きく影響してきます。昨シーズンは特にRiversの球速の遅さで決めきれないパスも多かったですから、この要素は非常に重要です。

一方で、Easonの課題もこの試合で明らかになりました。最大の課題はやはりポケットワークです。ポケットワークに関してはカレッジ時代から指摘されていましたが、この試合でもポケットワークに問題がいくつか見られ、それが3サックにつながってしまったように思います。具体的にはドロップした位置でとどまり続けることが多かったので、もう少し前方のスペースにステップアップしたりと出来たら良かったのではないでしょうか。また、もう少しプロテクションにも視野を広げることが出来ればなと思いました。ただ、試合が進むにつれて徐々にステップアップが見られたりと、試合の中でも改善(改善しようという心掛け)が見られたので、大きな問題とはとらえていません。

他の課題としては、強いてあげるならパスの投げ所でしょうか。この試合では大きく外れたパスはあまりなかったですが、若干リードボールとなっているものが見られました。Easonの球のスピードと相まってWRのドロップとなっていたので、より精度を挙げれるとなお良しといった感じです。あるいはワイドオープンならもう少し緩めの球投げてもいいかもしれませんね笑。

長々と書いてしまいましたが、初戦のEasonについてはこんな印象です。総じてかなり期待できるパフォーマンスでしたし、レギュラーシーズンでも全然活躍できるのではないかなと思います。個人的には今年ブレイクもワンチャンあるのではないかなと思っています笑。

 

・Sam Ehlinger

C-ATT 10-15(66.7%)/ YDS 155 / AVG 10.3 / 0TD / INT 1 / SACKS 0 / RTG 72.9

 

 Easonと絶賛スターターQBの座を争っているEhlingerは後半から出場しました。こちらも全体的に良いパフォーマンスだったのではないでしょうか。ショートからディープのパスまで成功させており、中でもミドルのパスでのロングゲインが多かったように思います。また、前述した通りQBスクランブルでのゲインも印象的でした。キャンプで言われていた通り、全体的に安定感があって着実なプレースタイルだなという印象です。ただ、厳しい言い方をすると、着実ではあるけど小さくまとまってしまいそうな印象も受けました。これはあくまで個人的な意見ですが、Easonと比べると何となくスターターとしてのインパクトに欠けるのではないかなと思います。(完全Eason贔屓)

 

WR

この試合では、Strachen、Patmonをはじめ若手WRたちが予想以上の活躍をしてくれました。注目の選手を以下何人か取り上げます。

 

・Mike Strachen

REC 3 / TGT 4 / YDS 57 / AVG 19.0 / 0TD / LONG 32

 

個人的に一押しのWRで試合前も注目していた選手なのですが、予想以上の活躍をしてくれました。Strachenは、6-5と大型で高い身体能力も持ち合わせている一方、ディヴィジョン2の大学出身で技術面などは疑問視されているという、完全に”素材”といった選手でした。正直今年からそこまで出番が回ってくるとは思っていなかったのですが、キャンプ時から頭角を現していると噂になっており、試合でもばっちり結果を出してくれました。特に、Easonからのロングパスを高くジャンプしてキャッチした瞬間は痺れました笑。やはりデカイは正義!笑 試合後の練習でも活躍を続けているようなので、ロースター入りが有力視されています。

 

・Dezmon Patmon

REC 5 / TGT 6 / YDS 49 / AVG 9.8 / 0TD / LONG 26

 

Pittman、Easonと同期で、6-4とこちらも大型のWRです。昨シーズンはプレシーズンがなかった影響で、今までほとんど情報がなくプレーも今回初めて見たのですが、こちらも思った以上に活躍してくれました。PittmanやEasonとは同期ということもあり、今年の春頃からよく一緒にワークアウトしていたようです。こちらも活躍に期待したいです。

 

・Parris Campbell

Easonからのロングパスをキャッチしました。これまでケガで満足に出場できていませんでしたが、健康なら優秀なスロットWRとして活躍が期待できそうです。

 

・Tarik Black

ドラ外WRでしたが、この日3REC、67ydsとチームトップの成績。ただ、現状INDのWRは飽和気味なので、ロースターに食い込むのは厳しいかもしれません。

 

・Tyler Vaughns

こちらもドラ外WRでPittmanと同じUSC出身。こちらも3REC、46ydsとよい活躍を見せていましたが、Black同様ロースター入りは難しいかもしれません。もったいない…。

 

TE

・Kylen Granson

REC 2 / TGT 5 / YDS 16 / AVG 8.0 / 0TD / LONG 10

 

今年のルーキーTE。6-2とそこまで大型ではありませんが、クイックネスに非常に長けており、RACでゲインを重ねるのが得意という少し変わったTEです。この試合でもそういった特徴が見られ、活躍できれば面白い存在となるのではないでしょうか。

 

OL

この試合で予想以上に問題となってしまったユニットです。スターターはLT Julie'n Davenport, LG Chris Read, C Joey Hunt, RG Will Fries, RT Sam Teviです。LTにはWill Holdenも入っていました。IOLはまだ良かったでしょう。問題はOTです。3人ともやられまくっていました。HoldenとDavenportはまくられ、Teviに至ってはシンプルにブルで押されまくっていました。Fisher早く復帰してもらわないと困るかもですね…。

 

ディフェンス

Total Rushing
YDS AVG YDS ATT AVG
313 5.8 123 22 5.6
Passing
YDS COMP-ATT AVG INT SACK-LOST
190 16-31 5.9 0 1-2
         

 

 

こちらはあまり注目していなかったのでサラッと笑 ディフェンスはメンツを大きく落としていたので、さすがにレベル感は下がっていましたが、まあやむ無しでしょう。

 

・パスラッシャー

Banoguがキャンプ中好調と言われていましたが、この試合では特に目立つようなプレーは少なかったかなと思います。そのほか目ぼしいパスラッシャーはいませんでした。

 

・CB問題

実はメンツを大きく落としている中で、CBはMoore、Rhodes以外のほぼ主戦レベルも出場していました。正直結構やられていました。不安が残ります…。

 

スペシャ

・FG

Blankenship、Pineiro両方ともよかったです。

 

まとめ

正直本当にオフェンスしか注目してなかったので、他はかなり適当になってしまいました笑。まあディフェンスに関してはスターターたちを信用しているので特に心配はないというのもあります。むしろ課題はオフェンスをどこまで強くできるかでした。そんななか、今回のプレ試合は若手の台頭が見られ、オフェンスも期待できるのではないかなと思える試合でした。次のプレ2試合目以降も引き続きオフェンスに注目していきたいと思います。

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本日は以上です。ありがとうございました。