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打倒チーフス!! TB目線でチーフスに勝つためのポイントを考えてみた!

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ついにスーパーボウルが開催されますね!

結論から言います!今回私はバッカニアーズを応援したいと思います!2連覇はおもしろくないですからね。

ただ、下馬評ではチーフス勝利という意見が多い気がします。最強チーフスオフェンスを止められないんじゃないかと。

そこで今回、私なりにバッカニアーズがチーフスに勝つためのポイントを考えてみました。打倒チーフス!

 

 

VS チーフスディフェンス

対チーフスではチーフスオフェンスを止めることに焦点がいきがちですが、いくらオフェンスを抑えても点が取れなければ試合に勝てません。対チーフスだからこそコンスタントに得点を重ねていきたいところです。そこでチーフスディフェンスの狙い目を考えていきます。

 

1. チーフスディフェンスの特徴

まず、チーフスディフェンスの特徴について考えていきます。チーフスディフェンス最大の特徴は、チーフスオフェンスによってを支えられているという点です。チーフスは最強オフェンスを誇るので、仮にディフェンスで点を取られたとしてもすぐにオフェンスで点を奪い返すことができます。そのため、チーフスディフェンスは、他のチームには出来ないようなリスクの高い「攻めのディフェンス」を展開しています。まさに攻めのチームですね。チーフスディフェンスは素の実力的には決して強いとは言えませんが、この「攻めのディフェンス」でその欠点をカバーしています。具体的には、積極的にブリッツを仕掛けてきます。

このデータによると、チーフスディフェンスは、ドロップバックパスに対して、18%の割合で6men rushを入れているとのこと。NFL平均(8%)の2倍以上の割合です。ふつう6men rushはパスカバーのリスクが非常に高いのでなかなかかかられませんが、上述のように最強オフェンスをもつチーフスだからこそ、ここまで攻めたパスラッシュをかけることができます。

また、チーフスディフェンスは4DL、2LB、5DBのパーソネルが最も多いと思います。たまに6DBもあります。この中で特筆すべきはSFの動きではないでしょうか。SFがBox内に参加したり、ブリッツをしたり、あるいは3人のSFが上がったり下がったりしてディスガイズをしたりと、SFが流動的•変則的な動きをします。

 

2. チーフスディフェンスの狙い目

上述の通り、総じてチーフスディフェンスは変則的で、これを読み切るのは難しいでしょう。そこで、こうしたディフェンスに対しては「読みやすい部分」を狙うのが合理的です。ではそれはどこか?個人的には以下の2点だと思います。

 

IDLのランディフェンス

Chris JonesといったチーフスのIDLは、パスラッシュは強いけどランディフェンスは弱いという特徴があります。相手OLに押し込まれたりコントロールされたりすることが多いです。選手の実力はそうそうすぐに変わらないので、この部分は「読みやすい部分」と言えるでしょう。

この点、バッカニアーズオフェンスはランが得意なので、まずはこの弱点を上手く突くべきだと思います。インサイドのランプレーでコンスタントにゲインを重ねたいところです。

また、特にこのデータによると、バッカニアーズRB Ronald JonesはTackel間のインサイドのランが得意とのことなので、相性は良いのではないでしょうか。

また、このインサイドのランでテンポを作ることが出来れば、Bradyの得意なPAのパスに繋げることが出来ます。やはり、バッカニアーズオフェンスの鍵の一つは、このインサイドのランになりそうです。

 

CBのマンツーマン / Flat Zone

もう一つの「読みやすい部分」がCBのマンツーマン / Flat Zoneだと思います。チーフスのパスカバーでは、SFは頻繁にディスガイズしますが、CBはマンツーマンのカバーをすることが多いです。

そこで、バッカニアーズWRのMike Evans、Chris GodwinらがチーフスCBの1on1に勝つことができれば、ここが狙い目となるはずです。また、ダブルムーブのパスコースや、mesh、パック+アクロスパターンなど対マンツーマンアサイメントも有効かもしれません。

また、チーフスディフェンスは積極的にブリッツをかけてくるので、アンダーゾーン、特にFlat Zone(大外のアンダーゾーン)のパスカバーが手薄になります。そのため、Speed Outなどタイミングのショートパスも狙い目なのではないかと思います。

チーフスディフェンスのパスラッシュは脅威なので、このショートパスでどれだけコンスタントにゲイン出来るかもバッカニアーズオフェンスの鍵の一つになると思います。

 

実は、レギュラーシーズンのチーフスvsバッカニーアーズ戦において、バッカニアーズオフェンスは特に後半、上記2点の狙い目を上手く突いてチーフスを追い上げていました。したがって実績もあるので効果的な狙い目だと思います。もちろん、チーフスも例えばインサイドのGAPにブリッツを入れてランを止める、SFをFlat Zoneへインバートさせるなどの対策を用意してくる可能性があります。そうなれば試合中にどれだけアジャスト出来るかも重要になります。

 

VS チーフスオフェンス

最強チーフスオフェンスをいかに抑えるかが、最大の課題です。

チーフスオフェンスの最大の特徴は、個々の選手の能力の高さです。特にWR Tyreek HillとTE Travis Kelce、QB Patrick Mahomesはチート級ですが、その他のサポートキャストも十分ハイレベルです。そのような強力なこの選手の集まるチーフスオフェンスは、多種多様な攻め手を持ち、ディフェンスからすれば的を絞ることが出来ません。

そのため、このようなチーフスオフェンスを抑え切ることははっきり言って不可能に近いです。そこで、「抑え切る」のではなく、「被害を最小限に抑える」ことを目指すべきです。そのためには以下のポイントが重要になるのではないでしょうか。

 

1発TD、ビッグゲインを抑える

オフェンス力のあるチームに対しては、とにかくビッグゲインを防ぐこと、すなわち刻ませることで攻撃回数を増やして、ロースコアゲームに持ち込むのが定石です。当たり前ですが、攻撃回数が増えれば失敗する確率も高くなります。特にパス中心のオフェンスは顕著です。ですから、刻ませることが大切なのです。それはチーフスに対しても例外ではありません。ただ、チーフスは個々の選手の能力が高すぎるのでそれが難しい訳ですが…。

したがって、バッカニアーズは2Highなどリスクの低いディフェンスを敷くのが良いのではないでしょうか。特にRSの対戦ではTyreek Hillとの1on1でかなりやられていたので、ここの対策は必須です。とはいえ、抑えるのは難しいでしょうから、いかに被害を最小限に抑えるかが重要です。すなわち1発TDやビッグゲインをなるべく減らせればベストくらいの感覚です。

 

レッドゾーンは死ぬ気で守る!

要はTDを取らせなければいいんです。当たり前ですが、TDに近づくほどディフェンスが守るべきスペースが狭くなりますからオフェンスとしては攻めづらくなるとも言えます。ですから、レッドゾーンで粘り強く踏ん張るのが唯一の手かなと思います。まあFGに抑えられれば儲け物くらいの感覚でやれば十分です。

 

パスラッシュ

チーフスオフェンスの中で唯一狙えるポイントを挙げるとすれば、OL、特にOTです。チーフスOLはそこまで強いとは言えません。

また、両OTは怪我により控えの選手が出場することになります。対するバッカニアーズの両EdgeはJPPとBarrettと非常に強力です。また、IDLにもSuhがいます。強力なDLが揃っているので4men rushでもプレッシャーはかかるのではないかと思います。ただ、去年の49ers戦を見れば分かりますが、プレッシャーをかけたとてオフェンスを止められるかは別問題です…。

なぜなら、QB Mahomesのパスラッシュをかいくぐる能力がずば抜けているからです。上手くかわしたりポケット外に逃げたりしてパスを決めてきます。化け物です。ただ、Mahomesはポケット内に留まり続けることが好きでないように思います。最初のカバーで空いていないときや、プレッシャーがかかった時は自らポケット外に出ることでディフェンダーやターゲットとの位置関係を動かしてプレーを立て直そうとします。逆にポケット外に逃げられないチェックダウンに投げはことが多い気がするので、ポケット内に留められるのはMahomesにとってストレスになると思います。そこで、両Edgeがプレッシャーをかけつつ、IDLもしっかり押し込むことでMahomesがステップアップするスペースを潰すことが重要です。

 

正直vsチーフスオフェンスに関しては気持ち的な部分ばかり書いてしまいました笑。ただ、それだけ止めるのは厳しいです。

 

まとめ

やはり下馬評の通り、最強オフェンスを誇るチーフスに勝つのは容易ではありません。実力的に順当に考えれば、チーフスが勝利するでしょう。しかし、バッカニアーズは強力なディフェンスを持つので、十分勝機はあります。また、バッカニアーズにはあのBradyがいますし何が起こるかわかりません。ぜひバッカニアーズに優勝してほしいです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Go! バッカニアーズ