【選手分析】IND #9 QB Jacob Eason
コルツはなんとかプレーオフ進出が決定しました🎉これで、来年の準備はもう少し遅くなることになりました。
とはいえ、来年のコルツに関して考えると、最も注目すべきはQB事情でしょう。今年でRivers、そしてBrisett君の契約が切れ、FAになります。彼らと契約を延長し、来年以降も続投させるるのでしょうか。また、契約しなかった場合、来年のQBが誰になるのかという問題があります。他チームから新たなQBを引っ張ってくる場合だと、NYJのDarnordやDETのStafford、PHIのWentzらへんが候補として噂されています。もしくは、コルツが今年のドラフトの4巡で指名したJacob Easonがコルツの正QBとなる可能性もあります。
とりあえず、こういったQB事情の話はもう少し後にするとして、個人的に推してるのが今年ドラフト4巡で指名したJacob Easonです。
そこで今回は、Jacob Easonについて私見ですが分析していきたいと思います。
プロフィール
ポジション:QB
チーム:Indianapolis Colts
番号:9
年齢:23歳
身長:6-6
体重:231
大学:Washington
NFL1年目
2020 ドラフト4巡122位指名
なんといっても大型なのが魅力的です。
ここからは、Washington大学時代の試合を数試合見て感じた私見を紹介します。
プレー特徴•分析
とても大型なEasonてすが、彼の最大の特徴はなんといっても肩の強さじゃないでしょうか。50yd越えのロングパスも割と軽々と投げていましたが、ショート•ミドルのパスの時でも基本的にとんでもない速さの球を投げてます。胸キャッチしようとするWRの胸でバウンドして落球なんてことが割とよくあります笑
とんでもない肩の強さを持つEasonですが、彼のプレースタイルは、今時古風な正統派ポケットパサー!基本的にポケット内からパスを投げます。プレッシャーがかかってもギリギリまでポケット内に留まろうとし、ポケット外に逃げて投げることはほとんどありません。
パスの精度は全体的に高いなという印象。特にタイミングパスは得意。ショート•ミドルはしっかり投げ込めてます。強いて言うなら投げ込みすぎてレシーバー落とす時あるので、ワイドオープンならもう少し優しく投げてあげてもいいのかな笑。ロングパスはフワッとしたアーチのパスも投げられないこともないけど、得意ってほどではないかな。レーザーで投げてることの方が多いです。
パスターゲットの判断はふつう。ワイドオープンのターゲットはちゃんと見つけられてて、しっかりパス決めれてます。空いてない時は基本フリーになるまでポケット内で待ってることが多いです。ただ、たまに無茶なところに投げようもする時もあります。
Easonはポケットパサーですが、ポケットワークに関していえばあまり良くありません。プレッシャーがかかってもステップアップすることはあまりありません。またポケット外に逃げる判断をするのも遅く、逃げる際にも背中を向けてクルッと回ってしまう悪い癖があります。そのため、ポケット外に逃げてもサックされてしまうことが多いです。
まとめると、ポケット内だとパス精度も高く非常に良いポケットパサーQBですが、ポケット外に出ると途端にパフォーマンスがガクッと悪くなる、というのがEasonの大きな特徴です。
総合評価 A−
私的コメント
Easonはポケット内だとパス精度も高く非常に良いポケットパサーQBなので、Easonが活躍するためには、いかにEasonをポケット内で守れるかが一番の鍵になりそうです。その点、コルツのOLはパスプロに定評があるので、相性は比較的良いのではないでしょうか。またEasonは自ら動き回って曲面を打開するタイプではないので、いかにターゲットたちがフリーになれるかも鍵になりそうです。その点は現状のINDのWRたちでは少し不安ですね…。
Eason自身としては、ポケットワークとポケット外に出た時にどれだけプレーを立て直せるかが最大の課題となりそうです。また、無茶なパスもNFLではINTにつながる可能性もあるので、そこも修正が必要かなと思います。とはいえ、そのアグレッシブさは大切にしてほしいなと思います。
今シーズンはプレシーズンもなくなり、なかなか出場機会に恵まれませんでしたが、今年1年でどれだけ成長したのか楽しみです。Easonのパサーとしての能力はNFLでも通用するレベルだと思うので、来年以降INDの正QBとしてチームのオフェンスを引っ張っていって欲しいと思います。
今回はここらへんで終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた!