コルツキングダム 〜NFLコルツファンブログ〜

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2022 コルツ ドラフトまとめ

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各チームキャンプはすでに始まっており、2022シーズンもおよそ1か月後まで迫ってきました。今回は、とても今更ながら、2022年のコルツのドラフトまとめをしていきたいと思います。

 

指名一覧

まずは、指名選手の一覧から。

 

2-53  WR  Alec Pierce(Cincinnati)

3-73  TE  Jelani Woods(Virginia)

3-77  OT  Bernhard Raimann(Central Michigan)

3-96  S  Nick Cross(Maryland)

5-159  DT  Eric Johnson(Missouri State)

6-192  TE  Andrew Ogletree(Youngstown)

6-216  DT  Curtis Brooks(Cincinnati)

7-239  CB  Rodney Thomas(Yale)

 

総評

今年は1巡指名権のないドラフトでしたが、Ballard得意のトレードダウンで中位の指名権を増やし、数的にも質的にもそれなりのピックができたかなと思います。全体的には、毎年BPA風味の謎の指名に定評のあるBallardでしたが、今年はいつにもましてニーズを埋めにいったピックだったなという印象です。特にWR、TE、OT、Sと指名権が少ない中で中位の選手(活躍できるかはさておき)を指名できたのはグッドです。中位の指名権を有効に使えていた一方、下位では明らかにデプス要員としての指名だと思われます。強いて言えば、下位でOL、特にIOLをデプス要員で指名してもよかったと思います。とはいえ、1巡なかったことも考慮すれば、全体的に良い指名だったのではないでしょうか。

それでは、以下各選手について細かく見ていきます。

 

2-53  WR  Alec Pierce(Cincinnati)

今ドラフト初指名は、WR Pierce。6-3とデカいですが、40yd 4.41とスピードもあります。大学時代、基本的には1on1で縦にぶち抜いて競り合いでキャッチするというプレースタイル。コルツでも1on1で勝負し、一発ディープを狙ったり、RZでのターゲットとしての役割が求められるでしょう。キャンプでもその1on1能力を活かし、プロのCB相手にもぶち抜いたりしているようです。ルーキーイヤーからの活躍に期待です。ちなみに、童顔でイケメン笑。

 

あと、余談ですが、GM Ballardは身長の高いWRが好みのようです。これは、直近の指名からも明らかで

2019  2巡  Parris Campbell  6-0

2020  2巡  MIchael Pittman  6-4

2020  6巡  Dezmon Patmon  6-4

2021  7巡  Mike Strachan  6-5

2022  2巡  Alec Pierce  6-3

と、ほとんどが6-3以上です。その結果、TEも合わせるとパスターゲットたちは脳筋プレイヤーだらけになってしまいました笑。(脳筋チーム嫌いじゃないですけど。)

 

3-73  TE  Jelani Woods(Virginia)

前述したとおり、パスターゲットは脳筋プレイヤーだらけですが、そのなかでも最強の脳筋プレイヤー。身長6-7ととにかくデカい。その割に40yd 4.61とスピードもそれなりにある。INDのTE Alie-Coxとよく比較されますが、パスターゲットとしてはWoodsのほうが素質は上だと思います。パスに関しては、とりあえず適当にハイボール投げておけば誰も止められないでしょう笑。一方で、ランブロックに関してはまだまだ発展途上ですので、当面はランブロックの向上が課題かなと思います。

 

3-77  OT  Bernhard Raimann(Central Michigan)

まずは彼の異色の経歴について。今年25歳と今ドラフトではかなり年齢が高いです。というのも、元はオーストリアに生まれ、交換留学生としてアメリカへ。高校でフットボールをプレーしますが、高校卒業後、母国オーストリアへ戻り6か月間の兵役につきます。そして兵役終了後、再びアメリカへ戻り、Central Michiganでフットボールをプレーしました。大学では、最初の2年間はTEとしてプレーし、その後OTへコンバートしました。

全般的にフットボール経験が浅く、特にOTに関してはおよそ2年ほどしかプレーできていません。しかし、そのわずかな期間の中で中位指名レベルのOTまで成長した適応能力と成長の早さには驚かされます。

身長6-6、体重303pondsと体格は申し分なく、足の素早さもあり全体的に運動能力も高いです。また、パスプロ時に相手に力強いパンチを打つことができるのが彼の強みです。一方で、32 7/8という腕の短さや、プレー経験の浅さによるテクニック不足等、いくつかの懸念点も指摘されています。そして何より最大の懸念点が今年25歳という年齢でしょう。

Raimannは今年、昨年の控えOT PryorとLTのスターター争いをすることになるでしょう。様々な懸念点はありますが、いずれLTのスターターとして活躍してくれることを期待しています。

 

3-96  S  Nick Cross(Maryland)

昨年までスターターだったSS Willisが突然の引退をしてしまったため、今季のSSのスターターになると予想されます。

この彼、キャンプの様子を見ると、なかなか活きが良さそう。全体的にプレーに勢いがあり、特にマンツーマン能力が高そうです。

1年目からスターターとしてガンガン活躍してほしいです。

 

5-159  DT  Eric Johnson(Missouri State)

控えDTとして期待。

 

6-192  TE  Andrew Ogletree(Youngstown)

こちらも6-5と大型で、よりパスレシーブに特化したTE。当初はデプスでPSと思われていましたが、キャンプで頭角を現し、評価急上昇中。今後の活躍次第では下位指名ながらロースター入りの可能性も十分あります。

 

6-216  DT  Curtis Brooks(Cincinnati)

6-2とDTでは小さめ。ロースター入りは厳しそうか。

 

7-239  CB  Rodney Thomas(Yale)

控えCBとしてがんばれ。

 

今回は今更ながらのドラフトまとめでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。